幽霊の玩具箱

没ネタやら裏話やら色々と書き綴る「玩具箱」。「廃棄場」などでは決してありません…よ?

さようなら、全てのエヴァンゲリオン。

エヴァも完結し、ウマ娘もリリースし、月姫リメイクだって出ることが決まった! さらにはメルブラの新作すら出る! だというに何故! ロックマンエグゼアーマード・コアの新作は出んのだ!?」

「夢見すぎなんよ」

というわけで「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」を見てきました。

今回はその感想となります。思いっきりネタバレなうえに個人の考察を交えて書くうえ、3月9日に勢いで書いたもので何かしらの間違いもある可能性が否定できないので、お気を付けください。

本当は友人と語りたかったんですけど、妹と一緒に見に行ったのと友人の見に行った報告を聞いてないので語るわけにもいかず、ここで語ることにしたという…

まぁそろそろ一ヶ月経つし問題ないだろうと思いつつ、一応そう簡単に見れないよう大量の改行を挟んでおきます。

 

↓以下ネタバレ注意

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先に結論から言ってしまうと、この「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」はエヴァンゲリオンという作品そのものの集大成と言いますか、「さらば、全てのエヴァンゲリオン」のキャッチコピーに恥じぬ作品だと思いました。

というのも、この作品は新劇場版だけでなく旧劇場版の要素も内包したものだったと感じたからです。タイトルの表記とリピート記号・終止線も納得のものかと。

冒頭12分に関しては結構前から見ていたので特に驚きもなく見ることが出来ました。

まずはじめにシンジ達が放浪するシーンがありましたが、そこで救助に来た人間の声を聞いて「ん?」となり、次のシーンでQでは出番が無かったトウジたちが登場。まさかここで出てくるとはという思いと同時に「お前ら生きとったんかワレ!」と嬉しくなりましたね。しかし委員長はちょっと変わりすぎでは。

なんだかんだ村との交流をしていくアヤナミが徐々に人間らしくと言いますか、命令でしか動かなかった頃からかなりの変化を見せるように。涙するアヤナミはTV版オマージュですね。このあたりはなんというか、アヤナミシリーズらしいなと。しかし活動限界を迎えたアヤナミはシンジに自分の気持ちを伝えまさかのLCL化。いきなりパシャるせいで僕はめっちゃビックリしました。

そしてミサトさんとリツコさんの会話。ここで加持さんについて語られるとは思いませんでした。まさか死んでるとは…というより加持さんの死亡時期と子供の歳等から考えて、加持さん帰ってきてからミサトさんに手を出すのが早すぎではとも思いましたが。

ヴンダーに帰還するアスカ。ネルフ本部が南極に到着したという報告を受けて発進するのですが、ネルフ本部いつの間に可動式になったんだと。

何気にアスカが「アンタのこと好きだったのかもしれない」ってシンジに告白したのはビックリしましたね。アスカが大人になった、なってしまったんだなーと思わされました。

南極ではカルヴァリーベースに突入しようとするヴンダーをヴンダー2番艦(冬月副司令搭乗)が迎撃してくるのですが、ちょっと冬月副司令がかっこいい登場してきてびっくりしました。「すまんが、碇のわがままに今しばらく付き合ってもらうぞ。」ってセリフは痺れましたね。

EVA Mark.07の大軍を相手するため出撃するEVA新2号機と改8号機。Mark.07の顔はちょっと趣味悪いなぁ…と思いました。いったい誰が設計したんだか。しかしこの戦闘シーンは正直すっごいよかったです。

2番艦、3番艦、4番艦により追い詰められるヴンダー。さすが冬月副司令、策士だなと思っていたらヴンダーの甲板?にまさかの碇司令が生身で登場。ミサトさんとリツコさんが応対しますが、いきなりの銃撃。碇司令早々に退場!?と思ったら脳みそを拾う碇司令に驚かされ、その顔を見てさらにビックリ。なんと彼には顔の一部が無くなっていたのです。そりゃバイザーも外せんわな。使徒のように目?を光らせ光線を出し初号機をヴンダーから回収する碇司令。ネブカドネザルの鍵を使った結果らしいですが、どうやったらそれで人やめられるのか。まさか漫画版のように喰った?

そして何故か起動したエヴァ第13号機は第9の使徒を解放したアスカを取り込み、シンジを無視するゲンドウを取り込んでマイナス宇宙?へ。何気にアスカのあの眼帯の正体が明かされるビックリシーンでしたが、まさかあんなことになっているとは。

その頃(だっけか?)ヴンダー2番艦ではマリと冬月副司令が会話していました。この二人の会話はよくわからなかったといいますか、マリアってなんすか。って気持ちになりましたね。そしてマリが去った後冬月先生まさかのLCL化。いえ、これはまさかのすぎました。冬月先生ぇぇ!?ってなりましたよ。三機の戦艦でヴィレ相手に将棋をしつつ、ゲンドウの計画を止めようとする元教え子・マリのための準備もしておき、L結界密度が濃い中で最後まで個体を保ち続けた冬月先生は今回のMVPというか、ガチの強キャラだと思います。元々高かった僕の冬月副司令への好感度が爆上がりしました。その後エヴァ8号機は他のエヴァを取り込み8+9+10+11+12号機へ。長いわ。

シンジは再びエヴァに乗ることを決意。反対するミドリとサクラ。シンジは銃を撃たれてしまうのですが、そこはミサトさんが庇い、ミサトさんの思いを聞いたうえで「行ってきます」「行ってらっしゃい」と。旧劇では返せなかった「行ってきます」をようやく返せたと思うと、もう泣けてきますね。

そしてマイナス宇宙、ゴルゴダオブジェクトにて始まる初号機と13号機の戦い。「エヴァンゲリオンを構成する舞台装置」の上での戦いはそういう演出するの!?って驚きましたね。同時に、碇ゲンドウという人間の内面を深掘りしていました。それを聞いてると旧劇の頃からあんまり変わってないというか、補完計画のアプローチの仕方が変わったのかなと思いましたね。

エヴァンゲリオンイマジナリーなる存在が現れたと思いましたが、仮面が外れたらあの巨大綾波になるという…これ出しちゃうの!?と驚きました。驚いてばっかだなコイツ。

ミサトさんの命がけの特攻によりシンジに届けられたガイウスの槍。ゲンドウがシンジが大人になったことを認め、ユイがそこにいたことに気づき、補完計画という列車から降りていきました。ここでゲンドウもようやく救われて、この親子は理解し合うことができたのだなとも思いましたね。そしてここから様々な人との別れが描かれます。まさかのミサトさんの死に驚きましたが、旧劇からそこは変えられないんだなとも。そしてアスカとの別れは旧劇最後のあの場所で。シキナミシリーズの写真がどんどん消えて最終的に二人になるんですが、これは惣流と式波のことなのかなと思ったり。カヲル君は何故か加持さんとのカップリングやTV版の出会いの場所でシンジと何度も出会い、彼が何度も同じ役割を演じていたという話をしてお別れを。シンジを幸せにすることで自分が幸せになりたいというのを自覚したカヲル君でうるっときましたね。しかしカヲル君が何度も同じ役割を演じていたとはどういうことでしょうね。棺桶の数から考えると、旧劇・新劇・漫画版では足りなさそうですが…もしかしてこれ、スパロボとかも含んでる…? 髪の長くなった本物の綾波とは「新世紀エヴァンゲリオン」を上映しながらの舞台裏で。まさかのTV版や旧劇の映像を使う演出に涙が。新たな世界の創生?「ネオン・ジェネシス」、唐突にTV版の英語名を意味のある単語として出してくるじゃん!って驚きました。最後に初号機と13号機、父と母との別れ。この二人はハッピーエンドな気がします。

そして最後は今の世界で大人になったマリとシンジで終劇。シンジが声変わりするとは思ってませんでしたし、最後の実写はまさか…?と思うことがたくさんありましたね。

正直気持ちの整理が追い付いてないので、とっ散らかった気持ちを文章にするのはかなり難しいですし、ここまでの文章でさえ整えるのも大変でしたが、ただ一つ確かに言えるのは、エヴァンゲリオンは終わったし、面白かったということだけです。

ただ、まあ、気になるとしたらマリの正体ですか。ゲンドウの回想にいるマリらしき女性と冬月副司令の台詞から設定は漫画版とそう変わらないんだと思いますが、如何せんその後が分からなさすぎる。何故エヴァに乗って、最後のシーンはどうしてああなったのか。でもそれこそ、視聴者の補完に任せる、ということなのでしょうかね。

とまあ、全てのエヴァンゲリオンにケリをつけたこの映画。エヴァ好きな人にはぜひ見に行ってもらいたいものです。

 

 

 

 

 

 

――ところで、さようならはまた会うためのおまじないだそうですよ。

またいつかシンジ君たちに会える日が来るという事でしょうかね。