幽霊の玩具箱

没ネタやら裏話やら色々と書き綴る「玩具箱」。「廃棄場」などでは決してありません…よ?

Fate/Gundam Order 1の裏話

今回はC95で頒布した『Fate/Twin Chronicle 1』に収録されている『Fate/Gundam Order 1』についての裏話。
そこそこ長い上に、ネタバレもありますのでご注意ください。
え? コミケ行けなかった? 時雨氏に問い合わせたら在庫あるかもしれないぞ!

 


さて、後書きでも書いた通り、『Fate/Gundam Order』という作品は一度完結していました。
しかも2017年の9月に。もう2年も前の作品なのです。本当時間が経つのって早いネ。
けれどもあくまでそれは自分用。特に深く考えず脚本みたいな形で書いていたので、
こうやって公開するにあたり地の文とかの加筆・展開の修正とかをしたのです。

 

なんて言いますが、実際ストーリーの流れとかはほとんど変わっていないわけで。
『U.C.0079で、ファーストとブルーディスティニーがメインで、ア・バオア・クーで』ってのは最初から全く変わっていないのです。
じゃあ最初といったい何が違うんだと言われれば、登場人物の数。
実は当初公開を考えていなかったので『ガンダム外伝シリーズ大集合だワッショーイ!』みたいなノリで書いてたのです。
頒布版ではブルーディスティニーや黒いガンダムのあの人、ガンダム・ザ・ライドのジャック・ベアード達やブランリヴァルに積まれているG-3ガンダムなど、色々ネタを仕込みましたが、最初に書いた話では他にもいたわけです。
なんといっても一年戦争の最終決戦、ア・バオア・クーですから、ビグ・ラングとかも存在してるわけで。
出せる作品は全部出してやろう、ぐらいの勢いで書いてました。
で、最初に書いた話ではマルコシアス隊とかもいたのですが、頒布版ではカット。
登場人物が多すぎると混乱するし、何よりマルコシアス隊は今後関わってこないというのが主な理由です。
え? じゃあなんでガトー出したのって? 聞くな。

そして各節のタイトルには、第一節以外はそれぞれガンダム関連のワードを放り投げました。
気になったら調べてみるのも面白いかもしれませぬ。

 

そんなわけでガンダム側の設定については綿密に練ったうえで書いたのですが、
サーヴァントの人選は正直どうしてこうなったと言いますか。
何も思いつかない時にカーニバル・ファンタズム見て「私の騎乗スキルはA+」なんてセリフを聞かなきゃこうはならなかったと申しますか。
本当メドゥーサ好きの方には申し訳ない限りです。
一方もう一人、エミヤ・オルタはと言うとこれもまたブルーディスティニーパイロット、ユウ・カジマとの声優ネタのつもりでした。
それがまさかあんなことになるなんて誰が予想しただろうか…いやぶっちゃけ僕も予想外だった。

 

さて、次の舞台は本にも書いた通り『変種特異点Ⅱ 逆襲翠光隕石 アクシズ 赤い彗星』。
逆襲といえばおなじみのあの人が出てくるわけですが、そんな安易な展開にできるはずもなく。
きっとGジェネスパロボみたいなお話になるんじゃないかなぁと思います。
ていうか2年前の作品なので当時公開されてなかったナラティブの設定を踏まえたうえで書き直しだぜ、大変だなこりゃ…
とまあ、『Fate/Twin Chronicle 2』がいつ頒布できるかはわかりませんが、頑張ろうと思いますのでよろしくお願いします。
多分その時はペーパーとして『Fate/Gundam Order LostRoom』も一緒に配布する…かもしれません。できたらいいなぁ…

 

…あとこれは与太話ですけど…時雨氏の書く『Fate/Doubles Memory』の一部設定及び外伝にも関わらせてもらったのですが、
Fate/Twin Chronicle 2』と同時に衛宮君の話も頒布できたらいいなあ、と。
まあこれは今の所自分がそう考えてるだけで、時雨氏には何も言ってませんし、ダメだと言われたらそれまで。仮にOK出ても大分暗い話になるので。期待しないでネ。