幽霊の玩具箱

没ネタやら裏話やら色々と書き綴る「玩具箱」。「廃棄場」などでは決してありません…よ?

創作はいつ始まり、いつ終わるのか

今日、妹に国語を教える機会があって、それを終えた後にふと思ったことがあったのです。

「――だいたい、なんで僕は創作なんざ始めたんだっけか?」

まぁ簡単に言ってしまえば肥大化した承認欲求を満たすため、ってなるんですけど。それだけでは語れない人間の感情というのは複雑な物だな、と考えていて実感しました。

今日はそんな、創作を始めたきっかけやらのお話です。心情的にかなりブラックな状態なので、長い上に暗い話になっちゃうかと思います。そういうのが苦手な方は回れ右ですよ。できるだけ暗くしないようにはしますけど。

 

 

さて、話を始める前に一つ。僕は、小さい頃にいじめを受けていた人間でした。いきなり暗い話を持ちだしてホント申し訳ない。

いじめをした方は何も影響がなくとも、された方は少なからず性格が歪みます。ていうが僕が性格が歪んでいると自覚しているだけなんですがね。

そんな僕が創作を始めたのは、「うごくメモ帳」が出た頃――だいたい小学4年生くらいになります。あの頃に作った作品は今でもある程度覚えていて、なんならいくつかの作品で使っている「如月守」という人物名もそこから使い回したりしていますが、あの頃の僕が何を考えていたのかは、全然覚えていません。多分作品を見ても今の僕には理解できないと思います。

ただ、その頃から皆に見てほしい、感想だのなんだの欲しい! といった、承認欲求はこの頃から健在だったと思います。そうじゃなかったら何も作らないだろうしネ。

まぁ、そんな創作活動をしていってる時にも、いじめを度々受けることがあったわけでして。いつの頃からか、こう思うようになったわけですよ。

「――人というのは、怖いものだ」

そりゃあ、友人とかは平気ですよ? しかし他の人となるとてんでダメになるわけで。匿名でSSとかの作品を公開することはありましたが、蒼い幽霊個人として公開するつもりはいっさいありませんでした。

まぁそんな状態で頑張っていたわけですが、高校を卒業した後、心が完全に折れました。一時期は自殺を考えていたこともあったくらいです。

正直に言いますと、今は多少マシになりましたが完全には直っていません。薄氷の上をタップダンスしているような感じとでも言えばいいんですかね。一度歪んだり折れたりしたものは、そう簡単に直ったりはしないのですよ。

心が折れた時に気分転換のつもりで書いた「Gundam Order」を終夜スロープで頒布しようって話を時雨氏として、折れているなら折れているなりにもう少し頑張ってみようと。「それでも」と言い続けてみようと思ったりして、今もこうやって頑張ってはいるのですけどね。

しかし、性格と時間と金銭的な問題がなかなか解決させてはくれないわけで。

そんな男の承認欲求など、ただひたすらに面倒なものでしかないのです。かつてのいじめの結果手に入れた臆病さと、見てほしいという承認欲求が同居したらこうなるということがわかっていながらも変えられない止まれない。わーお詰んでる。

いい加減もう一歩前に進まなければいけない、というところで、一人では進むことすら出来ない僕なのです。ホント、情けない男よな。

 

さて、そんなこんなで創作を始めた経緯を話しましたが、タイトルは「いつ始まり、いつ終わるのか」なわけで。ならば当然、始まりだけでなく終わりの話もするわけで。

僕が創作を書く上で理想としているのが「登場人物が僕の思惑を越えて勝手に動き出す」ということ。登場人物が勝手に突き進んでいけば、物語は面白くなるんじゃないかなぁと、僕は思っていまして。

逆に「僕があからさまに登場人物を動かす」というのはどうなんだろうな、と思っているのです。ですが最近の僕はそれしかできていない(ような気がする)のですよね。

…潮時か? なんてことを思うこともあるのですが、まだ何も書けてないのに、こんなところで終わってる場合じゃねぇと。まぁ、つまりまだまだやめるつもりはねぇということです。

 

とまぁ、気分ブラックな状態で書いたらこんな記事になっちゃうわけですね。当方大反省。いや、本当に申し訳ない。

というわけで、創作を始めた時と終わる時についてのお話はこれでおしまいです。

あまりにも暗くなり過ぎたので多分普通の記事を近いうちに書く。書きたい。書けたらいいなぁ…あんまり期待はしないで下さい。ブログ更新するのもホント大変なんで。